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リモートワークは会議から

これまで、リモートワークに必要なシステムやソフトについて、考察してきました。ここからは、そうしたシステムやソフトを紹介してきたいと思います。

リモートワーク、と聞いて、最初に思い浮かぶのは、ビデオ会議でしょう。
最近は、ZOOMの名前をよく耳にしますが、既存のアプリやクラウドでも、ビデオ会議ができます。

ビデオ会議のできる代表的なソフト(アプリ)
・Zoom
・Skype
・LINE
・Microsoft Teams
・Facebook Messenger
・Google Hangouts
・WebEx Meetings

ビデオ(WEB)会議システム「Zoom」

ビデオ会議はもちろん、テレビやラジオのリモート出演や、オンライン飲み会などにも使われています。

パソコン、スマートフォン、タブレットなどで利用でき、Windows、MacOS、Android、iOSなどのOSに対応しています。
WEBブラウザでの利用も行え、設定した会議へは、ユーザー登録不要で参加できます。

Zoomの主な利用目的は、ミーティング(会議)、社内研修オンラインセミナー、となっています。

無料プランも用意されていて、ユーザー登録後、ミーティングや会議などが利用できます。
設定の際に発行されたURLをメールなどで送信すれば、参加者は登録不要で利用できます。
無料プランでは、参加者は最大100人、利用時間は40分に制限されていますが、月額2,000円のプロプランを利用すれば、24時間連続して利用できるので、ほぼ時間無制限で利用できることになります。
また、プロプランでは9ホストをサポートするため、同時に複数の会議や研修を行うことも可能です、

ミーティングは、最大100名(無料版)まで参加でき、パソコンやスマフォなどの、カメラやマイクを利用したオンライン会議が行えます。

従来は遠隔地の本社と支社・事業所の会議室をつなぐ用途で使われていましたが、リモートワークしている複数の社員をいっぺんにつないで、会議することもできます。

会議の音声と映像を録画できるほか、テキストチャットや共有ホワイトボードが使え、デスクトップなどの共有も行えます。

社内研修では、同様に100名までの参加が可能で、講師と複数の参加者をつなぐ形式で、研修が行えます。
ホワイトボードやデスクトップなどの共有を使えば、PowerPointなどを見せながらの研修も行えます。

オンラインセミナーは、社員研修同様の方法でも行えますが、オプションのウィビナーツールを追加すれば、複数のパネリストの設定が可能で、より柔軟なセミナー運営のほか、講演会やイベントなどにも活用できます。
さらに、このオプションを使えば、
Facebook LiveやYouTubeにリアルタイム配信できます。

ビデオ通話システム「Skype」

無料のビデオ通話ができることから、海外の友人や恋人、家族との通話に長年使われてます。
もちろん、複数人でビデオ会議を行う機能もあります。

こちらも、パソコン、スマートフォン、タブレットなどで利用でき、
Windows、MacOS、Android、iOSなどのOSに対応しています。
もちろん、WEBブラウザでの利用もでき、設定した会議へは、ユーザー登録不要で参加できます。
主催者も登録の必要はありません。

Skypeの主な利用目的は、複数人でも利用できるビデオ通話です。

電話で利用する一部の機能以外は、ほぼ無料で行えます。
ユーザー登録後、会議を設定し、設定の際に発行されたURLをメールなどで送信するだけ、参加者はURLをクリックすれば、登録不要で参加できます。
この辺りも、ほぼZoomと同じです。

参加できる人数は最大50人で、共有ホワイトボードやウインドウの共有ができませんが、デスクトップの共有は出来ます。
また、時間制限がないので、とりあえずビデオ会議をしてみよう、というのであれば、お手軽といえそうです。

その他、テキストチャットや通話を保存する機能も利用できます。

グループ通話「LINE」

グループLINEを連絡用に使っている職場もあると思います。
そうでなくても、個人的な仲間同士で利用している人は多いでしょう。

携帯電話用で始まった無料通話アプリなので、スマフォやタブレットでは問題なく使えます。
実は、パソコン用のアプリもあるので、WindowsやMACでも簡単に利用できるのです。

使い方は簡単で、グループラインでビデオ通話を選ぶだけ。
グループラインで、参加を呼びかけて、そのままビデオ会議を始めることができます。

もともと、通話アプリなので、自宅などから各々が参加する形式だけで、研修やセミナーには向きませんが、最大で200人の同時接続が行えるので、ビデオ会議には十分です。

さらに、パソコン版では、デスクトップ画面の共有もできます。

もともと、グループに参加していないと、利用できませんが、あらかじめ、部署毎やプロジェクト毎にグループを組んでおくといいでしょう。グループラインでやり取りしながら、日常業務を行い、必要に応じて、会議を行うこといったフレキシブルな活用ができます。

ビデオ通話ツール「Microsoft Teams」

先ほどのSkypeもマイクロソフトの製品ですが、よりビジネス向けに提供されているのがMicrosoft Teamsです。

いわゆる365のクラウドアプリにも組み込まれているツールで、単独で無料版を使うこともできます。

やはり、パソコン、スマートフォン、タブレットなどで利用でき、
Windows、MacOS、Android、iOSなどのOSに対応しています。
もちろん、WEBブラウザでの利用もでき、未登録の参加者を招待することもできます。

無料版でも、チャットやビデオ会議、ビデオ通話に制限はなく、クラウド・ストレージの利用、365アプリとの連動や共有が行えます。

無料版では、録画は出来ませんが、ホワイトボードやデスクトップ、ウインドウの共有は行えます。
最大250人で同時にビデオ通話できます。

すでに、365やOneDriveなどを利用しているのであれば、作業との連動性が高くなるので、こちらがおすすめといえます。

チャットシステム「Facebook Messenger」

SNSとしては誰でも知っているFacebookのメッセージシステム。
こちらは、先ほどのグループLINEに似たツールで、Facebookのグループで会話をやり取りするチャット(Messenger)なかで、ビデオ通話が行えます。
もちろん、スマフォやタブレットをはじめ、WindowsやMACでもつかえ、WEBでも使えます。

あくまでも、ビデオチャットなので、標準ではホワイトボードやデスクトップの共有は行えません。ただし、スマフォとパソコンで同時に使えるので、ビデオ会議をしながら、文字情報をチャットで送るという利用ができます。

最大50人で利用可能で、会議に参加するにはグループに参加している必要があります。

グループLINEと同じで、部署やプロジェクトでグループを組んで、日常的にチャットしながら、必要に応じてメンバー間で会議をする、といったフレキシブルな利用に向いています。

ビデオチャットシステム「Google Hangouts」

GoogleのWEBサービスやスマフォアプリのひとつで、いわゆるグループLINEに似たツール。音声通話やビデオ通話が行えます。
Gmailなどを利用しているユーザーなら、誰でも無料で利用できますが、無料で利用できるのは最大10人までのビデオ会議です。

パソコンはブラウザーで、スマフォなどはアプリで使用でき、事前に登録したユーザー間での利用に限られます。

ホワイトボードはありませんが、デスクトップやウィンドウの共有は行えます。

こちらも、LINEやFacebook同様に、部署やプロジェクトでグループを作成し、日常的にチャットしながら、必要に応じてビデオ会議を行なうという使い方に向いています。

ビデオ会議システム「WebEx Meetings」

サーバーやクラウドなどで有名なシスコシステムズのビデオ会議システム。敷居が高そうですが、無料版も用意されていて、本格的なビデオ会議システムとして、多く企業で使われいます。

やはり、パソコン、スマートフォン、タブレットなどで利用でき、
Windows、MacOS、Android、iOSなどのOSに対応しています。
WEBブラウザでの利用もでき、設定した会議へは、ユーザー登録不要で参加できます。

無料プランでも、最大100人まで参加可能で、最大24時間連続利用できるので、ほぼ無制限で利用できると言っていいでしょう。

デスクトップの共有やファイルの共有をはじめ、マイクロソフトやGoogleなどのカレンダー、slackなどとの連動も行えるなど、よりビジネスとの連動性を考えた設計となっています。

Zoomでは、上手く作業と連動できないなど、不満がある場合、連動したソフトをすでに利用しているのであれば、無料版で一度試してみるのもいいでしょう。